はじめに
空手教室には大きく分けて「ノンコンタクト」と「フルコンタクト」の2つの形式があります。
ノンコンタクトとは、直接打撃をしません。フルコンタクトとは、直接打撃のある空手のことを言います。
空手教室探しでは、このノンコンタクト・フルコンタクトの違いに注意して、ご家庭の教育方針に応じて教室をお選びください。
空手教室を選ぶメリット
1. 集中力や自制心の育成
空手の練習は礼儀や集中力が求められるため、自然と規律や自制心が身につき、子供たちの精神的な成長を促します。
2. 体力・筋力の向上
空手はからだ全体を使う全身運動です。
体力や筋力をバランスよく鍛えることができ、特に柔軟性や反射神経、持久力の向上が期待できます。
3. 自信と挑戦心の芽生え
空手は、試合や昇級試験を通じて成果を実感することができます。
その成功体験を積むことで、自信が生まれ、挑戦することの大切さも学べます。
4. 社会性を身につける
空手教室では年配者や他学年の子どもたちと一緒に稽古をすることが多いため、社会的なコミュニケーション能力や協調性が身につきます。
5. 「いじめない・いじめられない」子に育つ
空手を習うことで、人の痛みと自己の強さ・弱さを知り、思いやりの心と防衛姿勢が培われるため、いじめの加害者・被害者になりにくくなります。
空手教室を選ぶデメリット
1. 精神面への懸念
空手は勝ち負けのある競技です。
特に試合に出る場合、負けた時の精神的なダメージやプレッシャーに悩むことがあります。
子どもの性格に応じて、プレッシャーが過度にならないように配慮が必要です。
すべての習い事に言えることですが、指導者またはコーチとコミュニケーションをとり、子どもの適性を早期に判断することが大切です。
2. ケガのリスク
空手は接触を伴う武道であり、特に初めて空手を習う子どもにとっては転倒や衝突などでケガをする可能性があります。
安全に配慮した指導が極めて重要です。
3. 保護者の労力負担
空手教室は対面レッスンが主であり、最大で週に3回~5回程度、実施教室まで通う必要があります。
稽古開始から終了までの待ち時間が発生する送迎など、保護者の負担が大きくなる場合があります。
まとめ
子どもを空手教室に通わせることは〇

強い心と集中力、落ち着きや礼儀作法が身につきます。
他の習い事に比べて月謝以外の初期費用や成長に応じた胴着の新調、教室によっては上達してきての大会出場・遠征費などの諸費用がかかることを除けば、子どもが元気いっぱい、頼もしい子に育ってくれること間違いなし!
特に、いじめ問題を抱えている子どもには、「いじめない・いじめられない」心を養ってくれます。
空手教室の対象年齢は、3歳~の教室が多く見受けられますが、小学生・中学生・高校生~など、いつから始めても遅いことはありません。
空手は、生涯を通じて続けられる習い事の1つでもあるので、状況に応じて始めてみてください。子どもの自信がきっと1つ増えます。
筆者:こころりんご
3人の子育て経験者で小学校教諭免許所有。
子どものいじめ・不登校・ジェンダー課題などを乗り越え、無事子育て期を卒業。 習い事は、3人の子どもで通算24年、15種類の教室・部活・団体活動を体験。 その経験をもとに、習い事選びのアドバイスをします。ご参考になさってください!(*^_^*)